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心理系大学院の面接対策|よく聞かれる質問例20選と回答の型を解説

Blog心理系大学院の面接対策|よく聞かれる質問例20選と回答の型を解説

2026/7/15

心理系大学院の面接対策|よく聞かれる質問例20選と回答の型を解説

こんにちは。心理系大学院受験予備校 KoKoRo UP Academy(ココロアップアカデミー)です。

「心理系大学院の面接では、何を聞かれるのだろう」「筆記の勉強で手一杯で、面接対策まで手が回らない」。そんな不安を抱えていませんか。この記事では、心理系大学院の面接でよく聞かれる質問例20選と、どんな質問にも応用できる回答の型を解説します。面接の評価ポイントから準備の手順、当日の注意点まで、この記事だけで面接対策を始められる内容です。秋入試・春入試に向けて準備中の大学生・社会人の方は、ぜひ参考にしてください。

面接は「事前に準備できる試験」──筆記が得意な人ほど要注意

最初に、いちばん大切なことをお伝えします。心理系大学院の面接で聞かれる内容は、志望動機と研究計画書に関するものが大半を占めます。つまり、面接は当日のひらめきで乗り切る試験ではありません。筆記試験とは違い、事前にじっくり準備ができる試験なのです。

これは裏を返せば、準備不足がそのまま結果に表れるということでもあります。筆記試験の出来がよくても、面接で点数を落として不合格になるケースは実際にあります。せっかく心理学や英語の勉強を積み重ねてきたのに、準備できたはずの面接で涙をのむ。それではあまりにもったいないですよね。

だからこそ、面接対策は「筆記が終わってから」ではなく、今から始めておきましょう。志望動機と研究計画書という2つの柱を固めれば、面接は怖い試験ではなく、あなたの熱意を伝えられる得点源になります。

心理系大学院の面接の基本(形式・時間・面接官)

面接の形式は大学院によって異なりますが、一般的な傾向は次のとおりです。

  • 形式:受験生1名に対し、面接官2〜3名の個人面接が主流です

  • 時間:10〜20分程度が目安です(大学院により異なります)

  • 面接官:志望先の専攻の教員が担当します。志望する指導教員が同席することもあります

  • 実施時期:筆記試験と同日、または筆記合格者のみ後日、の2パターンがあります

配点や評価基準は公表されない大学院が多いものの、面接を重視する傾向は年々強まっています。特に臨床心理士・公認心理師を養成する大学院では、知識だけでなく「対人援助職としての適性」も見られています。募集要項で面接の有無・形式を必ず確認し、志望校に合わせた準備をしましょう。

心理系大学院の面接でよく聞かれる質問例20選

ここからは、実際の面接でよく聞かれる質問を4つのカテゴリに分けて20個紹介します。すべてに完璧な回答を用意する必要はありません。まずは各質問の「聞かれる意図」をつかむことが大切です。

志望動機について聞かれること

面接の入口となる、最も重要なカテゴリです。

  1. なぜ心理職(公認心理師・臨床心理士)を目指すのですか → 原体験と将来像を一貫させて答えます。個人的な経験を話す場合は、感情的になりすぎず、そこから何を学んだかまで言語化しましょう。

  2. なぜ本学(本研究科)を志望したのですか → 「家から近い」「入りやすそう」は避けます。指導教員の研究テーマや実習体制など、その大学院でなければならない理由を具体的に伝えます。

  3. 他の大学院は受験していますか(併願状況) → 正直に答えて問題ありません。併願していても「貴学が第一志望である理由」を添えられると安心です。

  4. 本学のことをどのように知りましたか → 説明会への参加や在学生・修了生の話など、能動的に情報収集した姿勢が伝わると好印象です。

  5. 大学院で何を学びたいですか → 授業名や実習内容に触れながら、入学後の学びを具体的に描けているかが見られています。

  6. 卒業後(修了後)はどうしたいですか → 資格取得後の進路イメージを語ります。未確定でも「現時点での考え」を誠実に伝えれば大丈夫です。

なお、質問2に説得力を持たせるには、志望校選びの段階での研究が欠かせません。志望校の絞り込み方は「心理系大学院受験〜志望校はこうやって選ぼう〜」で詳しく解説しています。

研究計画書に関する質問

面接官の手元には、あなたの研究計画書があります。書いた内容はすべて質問対象だと考えてください。

  1. 研究計画の概要を簡単に説明してください → 1〜2分で要約できるよう練習しておきます。専門用語を並べるより、問い・方法・意義を平易に語れることが重要です。

  2. なぜこのテーマを選んだのですか → 志望動機と研究テーマがつながっているほど、説得力が増します。

  3. 先行研究はどのくらい読みましたか。代表的なものは何ですか → 中心となる文献2〜3本は、著者名と要点を口頭で言えるようにしておきましょう。

  4. この研究の新しさ(独自性)はどこにありますか → 先行研究で「まだわかっていないこと」を指摘し、自分の研究がそこをどう埋めるかを述べます。

  5. その研究方法で本当に検証できますか → 弱点を突かれても慌てず、「ご指摘のとおり課題があります。入学後は〜」と学ぶ姿勢で返します。

  6. 倫理的な配慮はどう考えていますか → 調査対象者への同意取得やデータ管理など、基本的な配慮を答えられるようにしておきます。

  7. この研究は臨床(実践)にどう役立ちますか → 研究と臨床の接点を語れると、心理職への理解の深さが伝わります。

研究計画書を書き終えた後の見直しと面接準備の連動については、「研究計画書完成後のポイント〜全体確認&面接対策〜」もあわせてお読みください。

将来のキャリア・適性に関する質問

対人援助職としての適性や自己理解を確認する質問です。

  1. あなたの長所と短所を教えてください → 短所は「改善に向けた取り組み」とセットで答えます。自己理解の深さを示すチャンスです。

  2. カウンセラーに向いていると思う点はどこですか → 「話を聞くのが好き」だけでは弱めです。傾聴に関する具体的なエピソードを添えましょう。

  3. 心理職の仕事のどんな点が大変だと思いますか → 理想だけでなく、職業の厳しさ(多職種連携、自己研鑽の継続など)を理解しているかが見られます。

  4. 最近気になった心理学のトピックや本はありますか → 日頃から学問に関心を持っているかの確認です。1つは準備しておきましょう。

社会人・他学部出身者が聞かれやすい質問(h3)

  1. なぜ今のお仕事を辞めて(続けながら)進学するのですか → キャリアの転換理由を前向きに語ります。これまでの職業経験を心理職にどう活かすかまで話せると強いです。

  2. 心理学を体系的に学んでいませんが、大丈夫ですか → 現在の学習状況(参考書・科目等履修など)を具体的に示し、入学後に追いつく計画を伝えます。

  3. 学業と仕事(家庭)の両立はできますか → 実習や授業の時間確保について、現実的な見通しを説明できるようにしておきます。

社会人受験ならではの面接の心構えは、「大学院入試面接の準備〜社会人受験者の心得〜」でさらに詳しく解説しています。

どんな質問にも使える「回答の型」3ステップ

20個の質問に個別の台本を丸暗記する必要はありません。どんな質問にも応用できる、次の型を身につけましょう。

  1. 結論から答える:「私が貴学を志望した理由は〇〇です」と、まず一文で答えます。

  2. 根拠・エピソードを添える:結論を支える経験や事実を1つだけ、具体的に話します。

  3. 大学院での学びにつなげる:「だからこそ、貴学で〇〇を学びたいと考えています」と締めます。

この型の利点は、暗記した文章を思い出せなくても、その場で組み立て直せることです。丸暗記の回答は、少し違う角度から質問されると崩れてしまいます。型で考える練習をしておけば、想定外の質問にも落ち着いて対応できます。

もう1つ大切なのは、提出書類との一貫性です。面接官は志望理由書と研究計画書を読んだうえで質問します。書類と面接の回答が食い違うと、内容以前に信頼を損ねてしまいます。回答を準備する際は、必ず自分の提出書類を手元に置いて確認しましょう。

面接準備の4ステップとチェックリスト

面接対策は、次の順番で進めるのが効率的です。

  • Step1:想定問答メモを作る(目安:面接の1〜2ヶ月前まで) 上記20問について、「結論+エピソード+学びへの接続」を箇条書きでメモします。文章を書き上げる必要はありません。

  • Step2:声に出して答える練習をする 黙読と口頭では、まったく感覚が違います。スマホで録音して聞き返すと、話す速さや口癖に気づけます。

  • Step3:模擬面接を受ける 第三者からの質問に答える経験は、本番の緊張への何よりの備えです。大学のキャリアセンター、指導教員、予備校などを活用しましょう。

  • Step4:提出書類との一貫性を最終確認する 志望理由書・研究計画書を読み返し、面接での回答とズレがないかを点検します。

直前チェックリスト

  • 志望動機を1分で話せる

  • 研究計画の概要を1〜2分で説明できる

  • 中心的な先行研究2〜3本の要点を言える

  • 短所を改善策とセットで話せる

  • 修了後の進路イメージを話せる

  • 提出書類のコピーを読み返した

  • 募集要項で面接の形式・持ち物を確認した

面接当日の注意点(服装・オンライン・答えに詰まったとき)

服装は、リクルートスーツまたはそれに準じた落ち着いた服装が基本です。社会人の方はビジネススーツで問題ありません。

オンライン面接の場合は、通信環境・カメラ位置・背景を前日までに確認しましょう。目線がカメラに向くよう、画面の高さを調整しておくと印象が良くなります。

答えに詰まったときは、沈黙を恐れて的外れなことを話すより、「少し考えるお時間をいただけますか」と断るほうが誠実です。厳しい指摘を受けても、それは圧迫ではなく「議論への応答力」を見ている場合がほとんどです。反論で勝とうとせず、指摘を受け止めたうえで自分の考えを述べましょう。

面接官は、あなたを落とすためではなく、一緒に学ぶ仲間になれるかを知るために質問しています。完璧な回答より、誠実な姿勢と学ぶ意欲を伝えることを心がけてください。

心理系大学院の面接に関するよくある質問

Q1. 面接対策はいつから始めればいいですか?
A. 研究計画書の提出が終わった直後から始めるのが理想です。面接の質問の大半は志望動機と研究計画書に関するものなので、書類作成そのものが面接対策の土台になります。遅くとも面接の1ヶ月前には想定問答の準備を始めましょう。

Q2. 面接だけで不合格になることはありますか?
A. あります。筆記試験の出来がよくても、面接で評価を落として不合格になるケースは実際にあります。面接は事前に準備できる試験だからこそ、後回しにしないことが大切です。

Q3. 志望動機は暗記したほうがいいですか?
A. 丸暗記はおすすめしません。一言一句覚えた回答は、緊張で飛んだときに立て直せないからです。「結論・エピソード・学びへの接続」の3要素をキーワードで覚え、その場で組み立てる練習をしましょう。

Q4. 研究計画書の弱点を指摘されたら、どう答えればいいですか?
A. 弱点の指摘は不合格のサインではありません。むしろ、研究について議論できるかを見る意図があります。「ご指摘ありがとうございます」と受け止め、現時点での考えと、入学後に学んで補いたい点を率直に伝えましょう。

Q5. 社会人で心理学が未履修でも、面接で不利になりませんか?
A. 未履修であること自体より、「入学後にやっていけるか」を示せるかが重要です。現在の学習状況と入学後の計画を具体的に語れれば、職業経験はむしろ強みとして評価され得ます。

まとめ:面接は今日から準備できる「得点源」です

心理系大学院の面接は、志望動機と研究計画書に関する質問が中心であり、事前に準備できる試験です。今回紹介した質問例20選と回答の型を使って、想定問答メモの作成から始めてみてください。

とはいえ、「自分の志望動機がこれで伝わるのか」「模擬面接を受けたいが相手がいない」という方も多いはずです。ココロアップアカデミーでは、無料個別相談を行っています。面接対策の進め方や志望校選びのお悩みに、臨床心理士・公認心理師の講師がお答えします。お気軽にご相談ください。

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監修:臨床心理士・公認心理師 伊藤之彦