2024/2/16
心理系大学院受験 〜志望校はこうやって選ぼう〜
公認心理師や臨床心理士などの心理専門職を目指し、大学院進学を検討されている皆様へ。 情報収集を進める中で、以下のようなジレンマに直面していませんか?
「心理専門職として対人支援の仕事をしたいが、正直なところ『どうしても研究したいテーマ』があるわけではない」
実は、このお悩みは当アカデミーの受講生からも頻繁に寄せられる「リアルな本音」です。
「人の心に寄り添いたい」「臨床の現場で誰かを助けたい」という強い動機が先行し、そのプロセスとして「大学院での修士論文執筆が必須要件である」という事実に後から直面し、戸惑う方は決して少なくありません。
今回は、このように「明確な研究テーマがなく迷っている方」に向けて、心理系大学院受験における「失敗しない志望校の選び方」と、その後の対策について専門的な視点から解説します。
心理系大学院受験における最大の壁「研究テーマの不在」
一般的な大学院進学における志望校選びの原則は、「自身の探求したい研究テーマと、大学院(指導教員)の専門領域が合致しているか」を基準とすることです。
大学院が高度な「研究機関」である以上、これは当然の前提となります。
しかし、臨床心理系の大学院には「公認心理師・臨床心理士の資格取得のための指定教育機関(必須ルート)である」という、もう一つの重要な側面が存在します。
そのため、「資格を取得して早く臨床現場に出たい」という実践への熱意と、「受験を突破するために、学術的な研究計画書を作成しなければならない」という要件とのギャップが、多くの受験生にとって最初の、そして最大の壁となります。
とはいえ、修士課程を修了する以上、研究活動は回避できません。では、明確な研究テーマを持たない場合、どのように志望校を選定し、受験準備を進めればよいのでしょうか。
合格を引き寄せる「逆算型」の志望校選び 3つのステップ
「どうしてもやりたい研究」が定まっていない段階で、無理にテーマを捻り出す必要はありません。当アカデミーでは、以下のステップに従い、「逆算して」志望校と研究テーマを決定していく現実的なアプローチを推奨しています。
ステップ1:まずは「現実的な条件」で志望校をスクリーニングする
まずは、「通学可能な立地」「学費」「設備の充実度」「大学院の特色やネームバリュー」といった、生活や環境面での条件から候補をリストアップします。 「この環境であれば2年間、研究と実習をやり遂げられる」という納得感も、過酷な大学院生活を乗り切るための立派な進学理由です。
ステップ2:候補校の「教員の専門分野と研究実績」をリサーチする
現実的な条件で学校を絞り込んだら、次にその大学院に在籍する教授陣の研究領域(シラバスや過去の論文・著書など)を詳細に調べます。
ステップ3:教員の専門領域へ、自身の興味を「すり合わせる」
教員の研究テーマや過去の指導実績を分析しながら、「この領域であれば関心が持てる」「自分の持つ問題意識(例えば、特定の年代や疾患への支援など)とリンクできそうだ」と思えるものを抽出し、そこから自身が取り組む「研究計画書」の骨組みを作成していきます。
大学院受験は「志望校を決定する」ことから本格的にスタートします。まずは志望校(指導教員)を定め、それに合わせて研究テーマを後から肉付けしていくアプローチでも、十分に合格水準の研究計画書を作成することは可能です。
独学のリスクと、専門予備校を活用する意義
上記のような「逆算型」のアプローチをお伝えしましたが、これを完全に独学で実行しようとすると、特有の落とし穴が存在します。
「どの教員の研究が、自身の関心と最も親和性が高いのか判断できない」
「教員の先行研究(学術論文)を読んでも難解で、自分の研究計画にどう落とし込めばよいか分からない」
「教員の研究の単なる模倣になってしまい、面接(口頭試問)で独自性や意義を問われた際に返答できない」
大学院側(面接官)に「この学生をうちの研究室で指導したい」「修士論文を書き上げる遂行能力がある」と評価される説得力のある研究計画書を練り上げるには、学術的な作法や研究手法の妥当性を評価できる「プロの客観的な視点」が不可欠です。
一人で抱え込まず、まずは講師にご相談ください
心理系(心理学)大学院受験予備校であるKoKoRo UP Academy(ココロアップアカデミー)では、オンライン(通信)予備校としての強みを最大限に活かし、受講生一人ひとりの志望校や現在の学習フェーズに合わせた、柔軟かつ専門的なカリキュラムを提供しています。
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