2026/3/20
体験記
桜美林大学大学院(K.M. さん)
桜美林大学大学院 心理学実践研究学位プログラム 臨床心理分野(R8年 合格)
K.M.さん
当校の卒業生に、合格までの道のりについて、お話を聴いてみました。
Q.合格された時のお気持ちはいかがでしたか?
「よかった…」という気持ち、そのひと言につきます。 周りの友達が社会人として働いているなかでの院試浪人だったので、「もし落ちたら…」の不安とプレッシャーがのしかかる受験期間でした。また、周囲の進路が決まっていくタイミングでもあり、不安やプレッシャーが一層大きくなって、受験直前はかなり追い詰められた状態でした。なので、合格した時は、「嬉しい」というよりも、「よかった」という安堵感のほうが強かったです。
Q.志望校はどのようなポイントで選びましたか?参考にされた情報や、手掛かりにしたことがあればぜひ教えてください。
・臨床心理士と公認心理師の資格の両方を取得したかったので、まずは、それが可能な大学院を「臨床心理士指定大学院一覧」が掲載されているサイトで探しました。
・その中から、(自宅から通える)関東にあり、かつ自分が研究したい分野を扱っている大学院を選び、研究室訪問をしました(対面・Zoom)。
・そして、自分がやりたい研究ができ、「この先生のもとで学びたい」と心がワクワクした教授がいる大学院を最終的な受験候補として選びました。
・また、家族とも進路についてよく相談を重ねる中で、自分がこの大学院で学びたいという思いを改めて強く自覚し、それも大きなモチベーションとなりました。
以上、①臨床心理士・公認心理師の資格を取得できること、②関東にあること、③興味のある分野を扱っていること、④学びたいと思う教授がいること、を主な基準として大学院を選びました。
Q.受験勉強で苦労したことや特に力を入れたこと、またそれらへの対策や工夫されたことについて教えてください。
・プレッシャーと不安が大きかったので、その現実から逃避しようとしたり、周りは社会人なので一緒に勉強する人がいなかったりと、モチベーションを維持しながら受験勉強を続けることが難しかったです。一人になると抱え込みやすくなると思い、カフェで勉強したり、家族がいるリビングで勉強したりして、気持ちを保ちながら対策していました。
・中学以降は、内部進学や推薦での進学だったので、人生を通して、いわゆる受験勉強や受験という体験をしたことがほとんどありませんでした。特に、短期間の受験勉強の仕方を知らなかったので、受験勉強を始める前に過去問を一通りチェックし、ココロアップの先生に相談をしたり、研究室訪問の際に話す機会のあった院生の方から、どんな勉強をしたか、どんな教材を使ったかなどをお聞きし、それらを参考に勉強しました。
Q.お勧めの勉強法や参考書などがあれば教えてください。
・まずは過去問をチェックしてどんな問題が出るかを確認しました。
・テキストによって説明の仕方が違うと思いますが、どの説明の仕方が自分には分かりやすいのか複数のテキストを使って知るのがいいと思います。私は、ココロアップの資料・学部時代の授業資料・ペンギンマークのテキスト(公認心理師試験対策研究会 心理教科書 公認心理師 完全合格テキスト 第2版:翔泳社)の3つを使って勉強していましたが、「この単語はこの資料の説明がわかりやすい」と思うものを覚え、テキストの全てを覚えようとはしませんでした。どうしても説明がわからないものはココロアップの先生に聞いたり、AI(Chat GPT)に聞いたりしました。
・桜美林の試験はとにかく書かされる量が多いので、すらすら解けても時間がギリギリです。悩んでいる時間はないので、「わからない問題でもとにかく何かしら書く」という練習も大事かもしれないと感じました。私の場合は、方眼ノートを使って一発で指定の文字数を書けるように練習をしました。また、穴埋め問題があったので正しい漢字で書けるように、ただ目で見て覚えるだけでなく、実際に書いて覚えました。
・『勉強しなきゃ』と構えすぎるのが苦手だったので、少しでも楽しく取り組めるよう、AIも補助的に活用していました。たとえば、苦手な課題について、対話をするような流れのなかで、問題を出してもらうなど、勉強を続けやすくする工夫に役立てていました。ただし、AIの情報は必ずしも正確とは限らないため、最終的には自分で確認することを意識していました。
Q.今後の夢や目標について、よろしければお聞かせください。
大学院ではボードゲームを用いた研究を予定しており、可能であれば先生のご指導のもと、ボードゲームの開発にまで発展させていけたらと考えています。また、公認心理師と臨床心理士の資格を取得し、卒業後は障害児通所支援サービスなど、子どもと関わる領域で心理職として働きたいと考えています。
Q.これから受験する人たちに、何かアドバイスがあれば、お願いします。
・研究室訪問を義務付けている学校、任意の学校など様々ですが、志望校であれば、任意であっても研究室訪問はお勧めしたいと思います。また、訪問をした際は、すぐにお礼の連絡を入れることもセットでお勧めします。いろいろな意味で気後れしがちですが、敬語の正しさなどよりも熱意と誠意が大事と思い、「今日の訪問では、こんなことが印象に残りました。」とか、「貴研究室のこの活動にぜひ参加したいです。」など、短い感想を含めたメールを必ず送りました。また、「どこまで聞いていいんだろう」と不安になるかもしれませんが、聞きたいと思ったことはとにかく連絡してみていいと思います。断られることもあるかもしれませんが、恥ずかしがらずに行動することで得られるものもあると思います。
・わからない問題はとにかくココロアップの先生方に聞いた方がいいと思います。先生方は、「こういう視点いいですね。」「この言葉を入れたらさらに説得力が上がります。」などと、いいところを伸ばす指摘をしてくださいます。「初歩的なことを聞いてしまってよいのだろうか」と最初は私自身も不安に感じましたが、先生方がいい意味で先生感がなく優しく、同じ目線で聞いてくださるので、恐れずになんでも聞いてください。先生方にたくさん頼り、悩みながらも短期間でしっかりと研究計画書を作れたこと、記述問題の書き方を教わったこと、いい部分を褒めて伸ばしてくださったことなどが安心感につながり、その安心感が自信になり、受験勉強に集中できました。
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