2025/1/10
体験記
早稲田大学大学院(S.M. さん)
早稲田大学大学院
人間科学研究科 臨床心理学領域
博士課程前期課程(R6年 合格)
S.M.さん
当校の卒業生に、合格までの道のりについて、お話を聴いてみました。
Q.合格された時のお気持ちは如何だったですか?
合格には自信がなかったので、本当に自分の番号で合っているのか、家族と一緒に何回も確認したほど驚きました。
Q.志望校はどのようなポイントで選びましたか?参考にされた情報や、手掛かりにしたことがあればぜひ教えてください。
自分が学びたい心理療法や研究テーマに適した教授がいるかを重視しました。また、研究室では教授と密接に関わるため、研究室訪問などを通して、先生の人柄が自分の性格が合うかどうかも重要な判断基準としました。
Q.受験勉強で苦労したことや特に力を入れたこと、またそれらへの対策や工夫されたことについて教えてください。
研究計画書の作成と自分に合った勉強方法を見つけることに苦労しました。
研究計画書については、出願の1ヶ月ほど前に書き始めたため、焦りと不安が常にありましたが、そんな中でも、先行研究をまとめておいたExcelリストが非常に役立ちました。このリストのおかげで、焦る中でも引用しやすく、時間短縮になりました。また、疑問や不安が生じた際は、すぐに予備校(ココロアップ)の先生方にメールやzoom相談してフィードバックをいただくように心がけていました。院試は一人で全てをこなすことが難しいため、積極的に周囲のサポートを受けることが重要だと感じました。
勉強方法や計画書の進め方について多くのかたが不安になると思います。自分自身の性格を把握した上で、学校・塾・予備校の先生や院生など、頼れる人にサポートを求めることが大事だと思います。
Q.お勧めの勉強法や参考書などがあれば教えてください。
〔臨床心理学〕
「公認心理師・臨床心理士 大学院対策 鉄則10&キーワード100」(河合塾KALS監修 宮川純 著 講談社)→幅広い知識について概説されており、受験初期は勉強法を参考にしました。最後の方は、知識の確認用に使用していました。
〔統計学〕
・Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける(小宮 あすか・布井 雅人 著 講談社)
→基本的な統計知識はこの本で学ぶことができました。論文と並行して勉強する方法がおすすめです。
〔認知行動療法(早稲田対策)〕
・公認心理師技法ガイド(下山 晴彦 編集主幹 文光堂)
→認知行動療法が症例ごとに概説され、研究における心得について詳しく書いてあります。
・臨床心理フロンティアシリーズ 認知行動療法入門(熊野宏昭・鈴木伸一・下山晴彦 著 講談社)
→初学者向けで、内容もわかりやすかったです。「認知行動療法入門」→「公認心理師技法ガイド」の順で勉強するとスムーズに勉強できると思います。
他にも、マインドフルネスを研究されている熊野宏昭先生の講義動画がわかりやすかったです。YouTubeから視聴できます。読書が苦手な自分にとって、補助教材として大変役立ちました。
〔英語〕
・心理院単 臨床心理士/公認心理師 指定大学院入試のための必須英単語1500 (山崎有紀子 ナツメ社)
・予備校の講義(心理英語)で配布される教材
→他の参考書もありましたが、新しいのに手を出すのではなく、慣れた長文で練習をしました。同じ問題を何回も解くのではなく、英語を5フレーズほど読んだ後にすぐに日本語訳する練習をしていました。
・速読英熟語(温井史郎 Z会)
→長文読解に慣れるように、読んで訳すことを繰り返す練習をしました。英文も難しすぎないため、自分にとってはぴったりでした。
Q.今後の夢や目標について、よろしければお聞かせください。
視野を狭めないために様々な領域で経験を積みたいと考えています。特に心と身体のつながりに関する研究や支援に取り組みたいです。大学院生のうちは、目の前にある実習や研究に全力を尽くす予定です。
Q.これから受験する人たちに、何かアドバイスがあれば、お願いします。
受験期は心身ともに負担が大きいため、一人で抱え込みすぎないことが不可欠でした。予備校を利用することに加えて、現役の大学院生の方々などに相談に乗ってもらうこと等も一つの方法だと思います。
ここまで色々と書きましたが、私自身も本番直前まで勉強方法や気持ちが安定していない状況でした。まだまだ未熟なため、この先も謙虚な気持ちを忘れずに、研究・勉強に励んでいく予定です。今後、院受験のお手伝いをする機会があれば幸いです。
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